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仏壇の修繕

「工部七職」が仕上げる、
木原仏壇の修繕。

先祖代々受け継がれてきた大切なお仏壇。
何十年とお参りしてきた仏壇には、
それぞれの家族の想いが込められております。

木原仏壇では部分的な修繕から、
お仏壇全体の修繕、復元まで、
お客様のご要望をじっくりお聞きし、心をこめて、
次世代まで残すためのお手伝いをさせていただきます。
広島県内はどこへでも伺います。
もちろんお見積り無料でございますので、
組合加盟店の木原仏壇へお気軽にご相談ください。

木原仏壇の修繕

先祖代々受け継がれ、大切にされてきたお仏壇も、金箔の剥がれや漆の割れなどの経年劣化は避けようがございません。お仏壇はどれも、職人の技術の詰まった繊細な芸術品です。小さな部品であってもそこには素晴らしい職人の技があります。

木原仏壇で修繕させていただくのは、各工程の素晴らしい技術を持った職人たちです。ご縁という糸が切れることなく私たちの代まで繋がっていたということに感謝をしながら、伝統の技を受け継ぐ「工部七職」の職人たちが、心をこめて次世代まで残すお手伝いをさせていただきます。

広島県内はどこへでも伺います。もちろんお見積り無料でございますので、下記のようなお悩みなどございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

  • 金箔の黒ずみはがれ
  • 金具の破損
  • 漆のくすみ
  • 扉の開閉不良

「工部七職」について

広島仏壇の製造工程は大きく分けて「木地」・「狭間」・「宮殿」・「須弥壇」・「錺金具」・「漆塗」・「蒔絵」の七つございます。これからの工程を「七匠」と呼ばれる専門職人がそれぞれ担当する分業制を採用し、どの工程にも、職人の卓越した技で、大変な手間を掛けて1本のお仏壇が完成されていきます。

  • 木地師
    木地師(きじし)

    仏壇の本体にあたるものが作られます。仏壇の外回り、内回り、障子、扉などといった各部品をサイズに合わせて加工し、ホゾ組という木地独特の技術で組み立てていきます。ここでの仕事は仏壇の仕上がりの質に大きく影響を及ぼすため、高度な技術が必要となります。修繕の際、木地の悪いところは修理をします。

  • 狭間師(さまし)

    木材に彫刻をほどこし、仏壇の欄間や宮殿の影刻部の飾りを作ります。まず、模様を型紙から木におこし、数十種の彫刻刀を巧みに使い分け、彫っていきます。熟達した職人でも仕上げにかなりの日数がかかります。長年の使用で破損してしまった部分の修理をします。

  • 宮殿師(くうでんし)

    部材に細工して、斗(ます)と呼ばれる小さな部品を作ります。それを階段状に組み上げて柱を付け、ご本尊を安置する宮殿が出来上がります。破損部分を修理するだけでなく、新たに型を変えたり、作り変えることもあります。

  • 須弥壇師(しゅみだんし)

    木材に図柄を描き、須弥壇の壇周りの部分を彫っていきます。彫刻が完成すると、木組みという方法で組み立てられます。一つずつ手仕事で行われており、熟練の技が必要な大変細かい作業です。

  • 錺金具師
    錺金具師(かざりかなぐし)

    真ちゅうの板に型紙で図柄をおこし、何百種もある整(たがね)を使って打ち抜き、模様をほどこします。そして用途に応じて金メッキ、銀メッキ、あるいは特殊技法を使って、青、茶、黒等の着色をして出来上がりです。蝶番(ちょうつがい)や引出しの取っ手など、仏壇の金具すべてがここで作られます。古い金具に、酸化による変色を起こさないように色上げ、メッキをほどこします。欠け落ちた箇所や、長年の使用で削れた蝶番なども直します。

  • 塗師
    塗師(ぬし)

    仏壇の部品に下地、中塗りをほどこし、最後に天然素材である漆を塗って仕上げます。漆が乾いた後、必要なところには金箔を押していきます。漆はある一定の湿度で乾き、また少しのほこりも許されないため、細かい配慮と根気が要求されます。漆が剥げていた場合、下地をし中塗り、上塗りをして塗り直しを行い磨いていきます。

  • 蒔絵師
    蒔絵師(まきえし)

    「時絵筆」という特殊な細い筆を使い、漆で絵を描きます。そして、漆が乾かないうちに純金の金粉を蒔いていきます。その後、乾かして仕上げます。金粉を蒔くタイミングなどが大変難しく、長年培われた職人の勘、腕が活きる仕事です。蒔絵の絵柄は、修復前の蒔絵を再現したり、前の図柄を活かして新たにデザインも可能です。

木原仏壇では、次の工程に行く前に、社長自ら長年培った目利きで見て触って確認し、最終工程まで携わっております。「七匠」には含まれませんが、最後の仕上げを行う「組立師」という職人も御仏壇の製作には欠かせない存在です。木原仏壇では、すべての工程の修繕が出来上がりましたら、社長自身が組立師として組立作業を行い、丁寧に仕上げていきます。錺金具や蝶番金具などを取り付け、お客様からお預かりした大切なお仏壇を完成させていきます。

修繕の様子修繕の様子修繕の様子

日本の伝統技術が集約された工芸品でもあるお仏壇。後世へ守り伝えるため、職人の方は日々尽力しています。

ご予算・期間

お仏壇の修理には「クリーニング」「お洗濯」「修理」の3通りがございます。
お客様のご要望、ご予算、お仏壇の状態を見て内容をお決めいただきます。

2尺金仏壇での一例(高さ170cm × 幅65cm × 奥行55cm)
クリーニング 部分的な修理や簡単な磨きをします。ご希望に応じて家までの出張サービスも行っております。ご購入後、20年位がクリーニングの目安です。 14日位 約15万円~
洗い お仏壇全体をすす抜きし、金箔の剥げた箇所や金具を直します。
金箔の汚れを落とし、漆部分を磨きます。
必要に応じて、一部、金箔を貼ったり、金具の色付け等の一部修復も行います。
1か月~1か月半位 約40万円~
修理 ご先祖様がご購入されたお仏壇を完全に復元します。内側の目の届かない部分まで職人が手を加え、木地の悪いところは取り替え、金箔はすべて押し直しいたします。
古いお仏壇を新品同様に復元します。
木地・金具・彫り・スイシ等々状態が悪いところは修理していきます。
2か月~2か月半位 約90万円~

上記の期間、金額はあくまで一例です。お仏壇のサイズや状態により異なります。
他店で購入されたお仏壇の修繕も可能です。広島県内はお見積もりは無料でさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。組合加盟店の木原仏壇にどうぞご安心してお任せください。

事例のご紹介

木原仏壇でこれまで修繕させていただいた事例を一部ご紹介させていただきます。修繕をお考えのご参考になれば幸いです。

これまでの事例

  • 修繕前修繕後

    五日市町T様

    お仏壇の修理

    ご法事に間に合うようにと、修理をされたお客様です。欄間の人物も復元しております。

  • 修繕前修繕後

    呉市H様

    お仏壇の洗い

    ご先祖様が大切にしていたお仏壇を綺麗にしてあげるのが夢だったとお客様。大変喜んでいただきました。

  • 修繕前修繕後

    広島市南区M様

    お仏壇の洗い

    仏壇にあまり予算をかけたくないとのご相談。年数もまだ経っていないことから洗いの作業をさせていただきました。

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の修繕―広島市安佐北区M様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の修繕―広島市安芸区船H様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の修繕―呉市F様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の修繕―呉市F様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の洗い―広島市中区N様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇の洗い―広島市中区N様

  • 修繕前修繕後

    お仏壇のクリーニング―広島市安芸区M様

このほか、お仏壇の修理・修繕に関することは何なりとお気軽にご相談ください。
皆さまのご相談・ご来店を心よりお待ちしております。

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